自分にとって鏡とはなんなのでしょうか?
機嫌の直った彼女との映画は楽しかった。
っていうか、映画って趣味が大事だし。
恋愛ものをあまり好まない彼女は、見かけはおとなしそうだけれど、
けっこうアクションものとかも見ているらしい。
映画の前の宣伝も、見たい映画が一致した。
サクラちゃんは、断然恋愛ものが好きらしいが・・・。
確かに。
サクラちゃんと映画に見られるなら、
恋愛ものでも良いと思ったぼくがいるのも事実なんだけど。
ちょうど、ぼくのバイト料がはいる2週間後に
公開の映画を見に行く約束をした。
今度は彼女が映画代を出してくれるというから、正直助かった。
これで、少しはまともな姿見をプレゼントできる?
あわただしく年末年始を過ごす。
年越しは、バイト先という、かわいそうなぼく。
10日支払いのバイト料に、年末年始の分が加算されないのは残念だが。
まぁ、またその次のデートの資金にすればよいか、
と次のことまで考えていた。2回目のデート当日。
バイトに明け暮れたぼくは、映画の途中で寝てしまったのだ。

最悪。

気が付いたらエンディングだった。
映画はまたDVDでも見られる。

が・・・。

隣りの彼女に、あまりに失礼だよな。

しかも、映画代は彼女もちだし。
おそるおそる目を開けてみるが、そこは暗い映画館。
ふと気が付いた、やわらかい感触。
彼女が、自分の上着をいつの間にか
ぼくにかけてくれていたのだ。
落ちた。
ぼくは、サクラちゃんより彼女が気になる存在になった。
サクラちゃんなら、自分が映画代を出したのに、
と、絶対怒るに違いない・・・。
昨日の夜の話

今日から久々に連休なので実家に

帰ろうと思う!大好きなわんこにも

会えるし。喜んでくれるかな〜!
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